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制作秘話④ 京子編



 お世話になっております。深海です。

近頃暑くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

そろそろ外に出るのも億劫な季節になってきますね。


 私事ですが、先日デヰツァはノベコレ様で4000DLを達成致しました!

リリースからひと月ほど経ちましたが、未だにトップにランクインさせて頂いている事、大変嬉しく思っています。

(正直リリースして、何も反響なく終わることも覚悟していたので……)


 只今大型アップデートの制作中ですので、日々FAやご感想……ご実況などが本当に力になっています! モチベだけで作ってますので!!笑



それでは本日は第三回の八尋に続きまして、京子についてお話させて頂きます。




 ※制作秘話にはネタバレを含みますので、全キャラ攻略後に読んでいただくことを推奨致します。






京子/ケイについて


 

最初期の京子/ケイです。

デヰツァで一番初期案から変わったのは彼じゃないでしょうか。


 元々は女装時も地毛の設定だったのですが、こちらの設定は変更されて今の画像二枚目のデザインになりました。

初期案の方が八尋の兄らしい大人っぽい感じがしますね。

京子のサイドヘアがアシメトリーなのもこの時の名残です。



 女装をするキャラを登場させる事になった時にまず思ったのは、ちゃんと個性のある人にしたいという事でした。

異装するからといってそれがその人の人生の全てではないと思いますから、『よくあるオカマ』や『よくある男の娘』のようなテンプレートでのキャラづくりをしないように気を付けました。



その為、作中やキャラ紹介でもそのような言葉は使いませんでしたし、男とバレるシーンで主人公が動揺するのもずっと本当のことを隠されていたからで、見た目とは関係ありません。


ちなみに京子の時に付けている髪留めは、お客さんから頂いたものだったりします。




八尋との対比


 京子は帳と鏡太郎の様に、八尋の対の存在です。

京子√は『自立』八尋√は『堕落』が大まかなテーマになっています。


 八尋が主人公を自分の型に当てはめようとする人なので、ケイはそれに対立する恋愛観を持っており、主人公の意思を尊重したいと思っています。

(ここら辺の人間性の対比はシナリオ内で、主人公にケイは「ありがとう」と言わせようとして、八尋は「ごめんなさい」と言わせようとするなどなど……色々盛り込んでいます!)


 彼らの過去は追加シナリオで公開予定なので詳しいことはお話できないのですが、ケイはその生い立ちによって自分の人生や男性性、そして八尋と同じ気持ちを主人公に持っている自分自身をうっすら嫌悪している人です。


なので最後に主人公に『恋仲になって欲しい』とは言いません。





名前の由来・モデル


 カフェーという場を舞台にするにあたって、参考として読んでいた『つゆのあとさき』著者: 永井荷風 に登場する主人公の友人、京子からそのまま頂きました。

※キャラクターの性格は全く違います。


京子の京をそのまま読んでケイですね。

名前に関してはびっくりするほど何も考えていません。


京子/ケイの外見のイメージは山口小夜子さんです。

本当に綺麗な方なので、良ければ調べてみてください!





最後に


 全4編、最後までお付き合い頂きありがとうございました!

デヰツァは『どうしたら面白い作品になるか?』を、私達なりに話し合い続けて作った作品ですので、今回の制作秘話も含めて少しでも楽しんで頂けましたら幸いです。


 ゲームというものは、作品の全体像を知る為に沢山の時間を使わせてしまいます。

どんなに面白い映画や舞台でも二~三時間あれば観終わるものを、デヰツァは手短にプレイしたって四時間ほどかかりますから、例えシェアウェアでなくても使って頂いた時間に見合う体験を作らなければと思う次第です。


なーんて偉そうな事言ったって所詮ゲ制ド素人なんですけどね!

バグ直んねえ! 助けて有識者ー!!


先述した通り私達はモチベだけで作っておりますので、少しでもプレイ時間に見合った体験ができたな~という方は、ガンガン応援してくれたらめちゃめちゃ嬉しいです!



これからも『デヰツァの幕切れ』と、FUKANAGI GAMEをどうぞよろしくお願いします!!

















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